
第1話 行こう、仁川へ!

お師匠様!お師匠様…!
お帰りなさい、お師匠様!はるばる出張お疲れさまでした!
これじゃダメ.
こんなありきたりなあいさつ言葉じゃごまかせないよお!

はぁぁ…どうしようまた何かやらかしたら次は退学だなんて…
(お叱りお叱り)!(非難)!(痛罵)!
※本ウェブトゥーンは韓国の審議規定を遵守しております。!
やっとのこと入学したんだから!
指をくわえて待ってられないってば~!
Hey ペーパー、失われたお師匠様からの信頼を取り戻すには、
どうしたらいいかな…?
信頼を回復する方法についてですね?
まずしばらくの間は自粛して…そうだ!いい方法を思いついた!
お師匠様が留守の間、研究室をキレイに掃除しようっと!
お師匠様が帰ってきたらきっと感心するよね?
天才的発想じゃない?うふふふふ…
え?あれって…
そうだ、前に、お師匠様から聞いたことがある!
伝説に出てくる魔物の卵を保管している箱!
※魔物:いわゆる「邪悪なもの」を指す言葉

お師匠様は 、絶対に触っちゃいけないっておっしゃってたけど… ……
ょっと覗いてみるくらいいいよね?
なにこれ、鍵がかかってるじゃない!うううううっ!
全然開かないんですけど!施錠魔法でもかけてあるのかな?

らちがあかない!強制開錠魔法を使うしか!
ラルハ・ヘブリ・クレイタハ・プター!!
よしよし!開いた!
キャァアッ!!
なに、いったい…何が起こったの?
あれ、空っぽ!?ってことは…
さっき飛び出してってしまったの…!?
Hey ペーパー!さっきの私の呪文、何か間違ってたのか確認して!
はい、異世界への転送呪文のことですね?
稀に見る完璧な転送呪文でした。 何だって!?転送呪文!?
※ 異世界:異次元にある世界
つまり、 私… 魔物の卵を異世界に転送しちゃったの!?
うああああ、 どうしよう!!1個2個じゃすまない、
数十個もの魔物の卵が異世界に…!!
もたもたしていられない!急がなきゃ!とにかく早く
お師匠様が帰ってくる前に逃げないと…!
ううん、 このまま逃げちゃだめ私が引き起こしたことじゃな
い私自身で責任を取って、卵を取り戻さなくちゃ!
Hey ペーパー、さっきの卵たちはどこに転送されたの?
仁川という名の異世界です。
よぉし、今すぐ出発しよう!仁川へ!