- 駐米大使、マーク・バーンズ米大統領就任記念式典委員長と面談 -

- 第75周年仁川上陸作戦記念行事への出席要請及び韓米同盟強化を論議 -

米国へ出張したユ・ジョンボク仁川広域市長は、公式外交ルートと関係要路を通じて、トランプ大統領とJ・D・ヴァンス副大統領に、今年9月開催予定の第75周年仁川上陸作戦記念行事への出席を要請する公式招待状を送った。

ユ市長は招待状に、「仁川上陸作戦は、歴史的意味と重要性において、ノルマンディー上陸作戦に勝るとも劣らない」とし、「ドナルド・トランプ大統領にご出席いただければ、世界平和が脅かされる困難な現在、軍事安保はもとより、経済や先端技術など多様な分野における韓米同盟がさらに強化されるだろう」と述べた。

ユ市長は、米国現地時間18日、チョ・ヒョンドン駐米大使と会談し、9月開催予定の第75周年仁川上陸作戦記念行事には、参戦8か国の首脳と州知事、市長、参戦勇士らを招待して、大規模な国際イベントが催される予定であることを説明し、外交ルートを通じて米政府へ招待状を送るなど、駐米大使館の積極的な協力を求めた。

ユ市長はさらに、米国現地時間19日、米トランプ大統領の古い友人であり、次期トランプ政権において中核的な役割を担うことが期待されるジョン・マーク・バーンズ(John Mark Burns)牧師との会談で、トランプ大統領とJ・D・ヴァンス副大統領に第75周年仁川上陸作戦記念行事への招待状を渡してほしいと協力を求めた。 

ジョン・マーク・バーンズ牧師は20日、議会議事堂ロトゥンダホールで開かれたトランプ大統領の公式就任式とは別に、ワシントンDCにある「キャピタルワンアリーナ」にて数万人の支持者たちが集まった就任祝いイベントを主導しているだけでなく、夜には約1,700名が出席した祝賀舞踏会を直接主宰した。

ユ・ジョンボク市長はマーク・バーンズ牧師に招待され、この2つのイベントに貴賓として出席した。

トランプ大統領は議会で開かれた公式就任式を終えた後、現地時間午後5時頃、直接キャピタルワンアリーナを訪れ、支持者たちに感謝の意を伝えた。

ユ・ジョンボク市長はマーク・バーンズ牧師に、「仁川上陸作戦は、不利な戦況を克服して首都ソウルを奪還、北朝鮮に進撃しながら自由と平和を守った、歴史的に意味深い作戦である」とし、「特に今年は、今や高齢の参戦勇士を招待して大規模(5年単位)イベントを開催できる最後の年であると考えられる。上陸作戦が展開された仁川に参戦勇士と子孫を招待して、自由のための犠牲と献身に対し3百万仁川市民が心を一つにして感謝の気持ちを伝えるつもりだ」と行事の趣旨を説明した。

マーク・バーンズ委員長はユ・ジョンボク市長との面談後、記者に対して、「仁川上陸作戦記念行事は、米韓同盟において象徴性をもつイベントであるだけに、 

私の親しい友人であるトランプ大統領とJ・D・ヴァンス副大統領が出席できるよう積極的に支援したい」と述べ、委員長自身も必ず出席すると明かした。 

ユ市長は続けて、米国現地時間21日、韓国系では初めて連邦上院に進出したアンドリュー・キム(民主党、ニュージャージー)上院議員、下院外交委員会傘下の東アジア太平洋小委員会に選任された韓国系3選のヨン・キム(共和党、カリフォルニア)下院議員、テッド・クルーズ(共和党、テキサス)上院議員らと面談して、第2次トランプ政権における韓米関係の強化策について議論を交わし、仁川上陸作戦記念行事の招待状も送る予定だ。

今年75周年を迎える仁川上陸作戦を国家レベルのイベントに格上げするため、参戦国の首脳級要人の招待や国費確保など多方面に力を注いでいるユ市長は、「今年は生存している高齢の参戦勇士を迎えて大規模行事として記念できる最後の年であると考えられるだけに、国家的・国際的に礼を尽くせるよう、できる限りの努力をする」という意志を示した。

ユ・ジョンボク市長はこれに先立ち、ワシントンDCナショナルモールに建つ韓米同盟の象徴的場所である韓国戦争参戦勇士記念碑を訪れ、献花と参拝を行っている。

同日夜には、米連邦総韓人会(会長：チョン・ミョンフン)に招待され晩餐会に出席し、在外同胞庁の仁川誘致に向けた韓人同胞団体の多大な支援に対して感謝の意を表した。

ユ市長は、「今年と来年を在外同胞仁川交流・訪問の年に指定して、韓人ビジネスフォーラム、輸出相談会などさまざまな交流イベント開催を予定している」と紹介し、「今後、仁川市が多様性と包容の都市としてもう一度飛躍できるよう、在米同胞の皆様の支援をお願いしたい」と強調した。