- 仁川市民なら1,500ウォンで延坪島平和安保体験を楽しめる -
仁川広域市(市長:ユ・ジョンボク)は、全国で初めて市内バス料金(1,500ウォン)で島を往来できる「仁川アイ(i)海パス」と連携して、「リアル市政・宝島現場見学-延坪島」コースを試験的に運営することを発表した。
本プログラムは、「宝島」の名の通り、仁川の島が持つ独特な価値と魅力を再発見することに重点を置いている。これは、現場見学の対象場所を陸地から海に拡大するという仁川独自の新しい試みで、4月1日に最初の見学が実施された。
延坪島は、北方限界線(NLL)周辺に位置する西海の最前方地域で、砲撃の惨状と平和が共存する安保の現場である。これまで1泊以上の滞在者のみ体験できた延坪島平和安保修練院の平和安保教育課程が、本プログラムによって日帰りコースが新たに構成され、アクセシビリティが大きく向上した。
「リアル市政・宝物現場見学」は、安保教育場から平和公園、イシモチ歴史館、ソ・ジョンウ下士墓標保存地、平和展望台、砲7中隊までを順に巡りながら、安保と平和の重要性を直接体験できる。サポーターズと専門講師によるリアルな解説、延坪部隊による安保ブリーフィングを通じて、来訪客に意味深い現場体験を提供する。
この日見学に参加した某市民は、「たった1,500ウォンでこれほどまでに美しく歴史的価値が高い島に来られるのは驚きだ」とし、「今後も、仁川各地に潜む島々を探訪して、仁川の隠れたストーリーを発掘・紹介する活動を続けていきたい」と感想を述べた。
2012年から運営されている「リアル市政現場見学」は、現在まで約4万7千人以上の市民が参加した、仁川を代表する市政見学プログラムである。今年に入って、既存の市内見学地を5つのエリアの40か所から47か所に拡大しており、「仁川アイ(i)海パス - 延坪島」コースを年10回試験的に運営する予定だ。
チョン・スンファン仁川市自治行政課長は、「市民が直接現場を見て、聞いて、感じる経験は、話しを聞くよりも深い共感と理解を得られる」とし、「仁川アイ(i)海パス」と「宝島現場見学」を通じて仁川の島の価値を発見する意味深い経験をしてほしい」と述べた。
「リアル市政・宝島現場見学」は、仁川市民だけでなく他市道の住民も参加でき、1回につき15名以上20名以内で運営される。参加を希望する団体は、見学希望日の90日前から10日前まで、仁川市ホームページ(www.incheon.go.kr/IC021006)を通じて申し込める。詳細についてはホームページを参考にして、問い合わせは電話(☎+82-32-440-2495/2427)で受け付けている。

○ (期間) 2025年4月~5月 / 9月~10月 (計10回)
○ (地域) 延坪島 ※ 安保現場と歴史文化遺産を体験できる日帰り見学最適地に選定
○ (対象) 仁川の島文化の意価値を分かち合いたい仁川市民、他市道民
○ (参加人数) 1回につき20人以内の個人または団体
○ (内容) 平和安保意識の向上に向けた1日安保観光体験プログラム運営
○ (見学コース)
- 安保教育場→平和公園→イシモチ歴史館→平和展望台→砲7中隊→ソ・ジョンウ下士墓標地