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ウェブトゥーン 仁川

[第13話] ご老人の過去

작성일
2024-08-28 10:00

  

ご老人の過去

はあ…。

やっと地下商店街からの脱出に成功!

ほら。僕を信じれば大丈夫だって言っただろ?

そうね、本当に脱出できたね。

『2時間』もかけてだけど…。

ううむ…!ううむ…!

あれ?ジェミン!これは何?

こんなところに墓石がぽつんとあるよ。

墓石?ここは工業地帯だけど?

この碑は、1907年に作り始められた韓国初の天日塩田である朱安塩田を記念するために作られた記念碑です。

なるほど、この前の郵便局みたいに?

ところで、「朱安塩田」?と言うことは、ここはもともと塩田だったってこと?

ここは富平区十井洞なのに、なぜ朱安塩田という名前なんだろう。

それはのう、十井洞は、今は富平区じゃが、

昔は十井里という地名で朱安面に属してたからじゃ。

こんにちは。この町に長くお住まいのようですね。

そうじゃ!ここが朱安だった頃からじゃ。

あの頃はこの辺は全部塩田だったんじゃぞ~。

わしはここにあった塩田で働いて、

子供たちをみんな大学に通わせ、

結婚まで面倒をみたもんじゃ。

わあ…。素敵ですね!


ところでジェミン、塩田って何?

「塩田」っていうのは、塩を作るところのことだよ。

ここで作っていた塩はただの塩じゃないぞ!

もともと韓国での塩の製造法は

海水を煮詰めて塩を取り出す煮塩方式だったから、

塩は貴重で高価じゃったんだが

1907年、汲み上げた海水を天日干しして塩を生産する天日塩田を

仁川・朱安に初めて作ったんじゃ。

天日製塩も仁川が初だったんですね。

うわ、さすが『初の都市』、仁川!

ちなみに、1907年に朱安面十井里に「天日製塩試験場」を建てて、

天日塩を作るのに適してるか試してみたんじゃよ。

その試験場で作られた天日塩が素晴らしい出来じゃったから、

塩田の面積を広げて朱安塩田がつくられ、

近くには塩田で働く労働者のための村まで作られたんじゃぞ。

そうして朱安塩田が成功したことで、南洞塩田、君子塩田、蘇莱塩田など、仁川に数多くの塩田が作られたんじゃ。

村までできて、他の塩田が作られるきっかけになったぐらいなら、

当時の朱安塩田の名声はすごかったんだろうね?

確かに、そうだね~!

当時、仁川の塩の人気はものすごかったからのう! 

全国の塩の半分を仁川で作ってたほどじゃ。

わあ…。そんなに規模が大きかったのに、

どうしてなくなっちゃったんですか?

ええと…。植民地支配からの解放後、

世の中もすっかり変わってしまったからのう。


1960年代の産業化以降、

塩田があった場所には朱安工団という大規模な輸出産業団地ができたんじゃ。

おや…。残念だったんじゃないですか?

生涯をかけて働いてた場所がなくなってしまうなんて…。

いやなに…。


当時、塩田の土地を少し買っておいたんじゃが、

工場を建てるからと買い取ってくれて結構なお金が入ったんじゃ。

お子さんたちを大学に行かせて、結婚もさせて、

お金もたくさん入るなんて、

すごく成功した人生じゃないですか!

まあ、そんなところかのう……だから、

これは環境美化のためのボランティアなんじゃ!

誤解するでないぞ!本当じゃよ!

あっ、はい…。

この馬車、重そうですね。

私たちもお手伝いします!

すまんのう。美人さんは心もきれいじゃの!

あれ?

ミル!魔物の卵があった!

え?本当だ!

なんじゃ、君たちのものかね?何日か前に道で拾ったんだ。

君たちのものなら持っていくがよいぞ。

本当ですか?ありがとうございます!

ペロッ

わっ、ミル、何してんだ、汚いよ!

おじいさん、この卵…。

朱安塩田があった場所で見つかったからか、しょっぱいですね!

お嬢ちゃん…。

早く口をすすぎなさい!

それごみ捨て場で拾ったものじゃぞ!

ええ!?

要らぬ苦労をするミルでした。


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