2025年大公演会場・ミュージアム完工、ドラマのロケ地として脚光
仁川経済自由区域(IFEZ)が、アートセンター仁川を通じてグローバル文化・芸術都市への跳躍を夢見ている。
アートセンター仁川が、公式オープンから2年6ヵ月を過ぎて、華やかな公演ラインナップ、ユニークな音響と企画力などで国内公演芸術界に名声を築き、文化享有の機会を提供するために多彩な文化芸術教育プログラムを披露して、市民に寄り添っている。
アートセンター仁川は、グローバル都市IFEZで仁川市民の文化芸術に対する渇きを解消して享受する呼び水としての役割を果たしており、第2段階事業として着々と進めている大公演会場とミュージアムが2025年末に竣工すると、名実共にIFEZの文化競争力を強化し、文化芸術都市仁川を導く牽引車の役割をするものと期待される。

▲アートセンター仁川は、華やかな公演ラインナップ、ユニークな音響と企画力などで国内公演芸術界に名声を築いている。また、多彩な文化芸術教育プログラムを披露して、市民に寄り添っている。
2018年11月に公式オープンしたアートセンター仁川は、2600億ウォンが投入されて完成し、現在運営中の第1段階コンサートホールは、延面積5万1977㎡、地下2階、地上7階規模で1727席を備えている。
マエストロが指揮する手の姿からインスピレーションを得てデザインされ、仁川を代表する公演施設であり松島国際都市のランドマークとして定着したアートセンター仁川の外装は、カラー露出コンクリート工法を適用して時間の流れに耐え得るように設計され、内部の光を活用して、一貫性のある景観を実現するメディアファサードシステムを装着した。
コンサートホールは、海を形象化して秀麗な内部空間デザインを実現し、ロビー空間は白磁のイメージで芸術の純粋さを表現して、最高級の建築美を生かした。
コンサートホールは、ビンヤード(Vineyard)とシューボックス(Shoebox)スタイルのそれぞれの長所を混合した客席設計及び側壁反射音効果の最大化と、精密な騒音・振動遮断システムで、観客との距離を狭めて音楽への没入感を高めた。
どの席に座っても音響の違いを感じないように精巧に設計されたコンサートホールは、独奏・室内楽はもちろん、大編成オーケストラまで完璧なサウンドを提供する。

▲コンサートホールは、ビンヤード(Vineyard)とシューボックス(Shoebox)スタイルのそれぞれの長所を混合した客席設計及び側壁反射音効果の最大化と、精密な騒音・振動遮断システムで、観客との距離を狭めて音楽への没入感を高めた。
2018年11月、仁川市を代表する演奏団体である仁川市交響楽団とイタリアの名門楽団サンタチェチーリア管弦楽団の2つの開館公演がすべて、チケット販売開始後1分で売り切れ、大きな話題を呼び、作品性と興行性を同時に備えた作品としてクラシック観客の大きな注目を集めた。
今年、アートセンター仁川は、企画公演と共に多彩な文化芸術教育プログラムを披露し、市民との多様な出会いを企画して進化している。
現在、政府のソーシャルディスタンス防疫規則を徹底して遵守し、国内アーティストを中心とした企画公演を進めており、当初予定されていた海外演奏団体の来韓公演は、新型コロナ拡散の推移を見守りながら推進する計画だ。
約40回の公演を行う予定で、特に代表的なシリーズ公演の「土曜ステージ」、「マチネコンサート」、「コンサートオペラシリーズ」などは、チケット販売開始と共に、観客の関心を集めて進行中である。
これまでクラシック専用公演会場として名声を築いてきたアートセンター仁川は、多様な文化享有の機会を提供するために新たに用意された芸術教育アカデミーも、市民から多くの関心を受けている。
美術教育アカデミーは、△音楽と美術をテーマに、合計2つの理論講座が行われる成人向け文化講座、△子供たちが、作曲という道具を使って自分の考えや感性を表現し、創造性を高めるために準備された芸術教育プログラム、△文化芸術だけでなく、政治、経済、社会など各分野の名士を招待して、彼らの時代的談論を深みのある講演で聞くことができる名士招待人文学講座「大胆な大胆」などで構成された芸術教育アカデミーは、アートセンター仁川が市民に一歩近づこうとする試みである。
優れた美しい外観と建築美で松島国際都市の名所として定着しているアートセンター仁川は、公演会場の貸出だけでなく、ミュージックビデオとドラマの撮影場所としても脚光を浴びている。
この場所は、去る3月に撮影されたMAMAMOOフィインのミュージックビデオの主要舞台として登場し、ソン・ヘギョ主演のSBSドラマ「今、 別れている最中です」でも最近、撮影を開始している。
特にSBSドラマ「今、 別れている最中です」においては、アートセンター仁川がドラマのストーリー展開の主要舞台であるファッション会社の社屋として設定され、感覚的な映像で登場する予定である。

優れた美しい外観と建築美で松島国際都市の名所として定着しているアートセンター仁川は、公演会場の貸出だけでなく、ミュージックビデオとドラマの撮影場所としても脚光を浴びている。
仁川経済自由区域庁は、これと共にアートセンター第2段階推進のために、第1段階の開発主体である松島国際都市開発株式会社(NSIC)と共に、基本計画策定及び妥当性調査業務に近いうちに着手する予定であり、「文化芸術グローバル都市IFEZと仁川づくり」にエンジンがかかっていると明らかにした。
第2段階事業は現在、運営中の第1段階コンサートホール隣の松島洞80-9番地一帯に大公園会場とミュージアムを建設するものである。大公演会場は、オペラ、ミュージカルなど多様な公演を行うことができる1515席規模の公演施設であり、ミュージアムには地上5階規模の展示スペースと近隣生活施設などの便宜施設が造成される計画である。財政事業として推進されている第2段階の事業費は、総2200億ウォン所要されるものと推算されている。
2段階事業の必要性は、これまで絶えず提起されてきた。2018年11月にオープンしたアートセンター仁川の第1段階コンサートホールは、クラシック専用に設計された舞台の特性上、市民が嗜好する音楽をはじめとする様々なジャンルの公演を受容するには限界があり、市民がより幅広く文化芸術を享受することができるように、第2段階推進が急務であるという指摘を受けてきた。特に第1段階工事の際に一緒に施工された第2段階の地下構造物が何年も間放置され、安全性、都市美観及び品質の低下が懸念されている状況である。
仁川経済庁は、第2段階事業と関連して、2023年上半期までに中央投資審査の通過と事業予算の確保を完了し、その後、建築協議、実施設計完了を経て2023年11月に着工、2025年12月に竣工する計画である。
アートセンター仁川の第2段階事業が完工すれば、現在のコンサートホールに続き、大公演会場とミュージアムまで完成することにより、クラシック音楽の公演はもちろん、オペラ、ダンス、演劇、ミュージカルなど多様なジャンルの公演も可能となり、展示+施設まで備えることとなって、名実共に世界最高水準の複合文化空間になることが期待される。またIFEZと仁川市を文化芸術グローバル都市として造成するのに大きく寄与するものと期待される。