第2次高速道路建設計画、仁川市に7つの高速道路建設推進

韓国初の高速道路が開通した仁川市に、複数路線の新しい高速道路が追加建設され、常習的な停滞解消とともに交通渋滞が大幅に緩和される見通しである。

仁川市は1月28日、国土交通部の「第2次高速道路建設計画」に京仁高速道路地下化事業と第2京仁線拡張事業が反映されるに伴い、現在計7件の高速道路建設事業が推進されていると明らかにした。

仁川の広域道路網は南北3本（永宗～江華平和道路、首都圏第2循環高速道路、首都圏第1循環高速道路）と東西5本（第3京仁高速道路、第2京仁高速道路、第4京仁高速道路、京仁高速道路、国際空港高速道路）の格子網で構築または計画されている。このうち、京仁高速道路及び第2京仁高速道路は常習的な停滞区間で、輸送能力拡大が必要な道路である。

▲仁川市は去る1月28日、国土交通部の「第2次高速道路建設計画」に京仁高速道路地下化事業と第2京仁線拡張事業が反映されるに伴い、現在総7本の高速道路建設事業が推進されていると明らかにした。

今回「第2次高速道路建設計画」に反映された京仁高速道路地下化事業は、新月ICから西仁川ICを過ぎて、南青羅ICまで延長19.3km、4車線を地下道路（全車種トンネル）で建設する。計2兆41億ウォンの事業費を投入して財政事業として推進する計画であり、地下道路が建設されると、南青羅からソウル汝矣島まで27㎞区間を17分台で進入可能である。

また、第2京仁線拡張事業は総6270億ウォンを投入し、文鶴ICから石水ICまで延長20.1㎞の第2京仁高速道路で、既存の6車線から8車線に拡張する。

今回2つの事業が追加されて、桂陽～江華高速道路、首都圏第2循環高速道路（仁川～安山）、嶺東線拡張（蘇莱IC建設）、南洞IC改善事業、西昌～金浦高速道路など既に推進中の5事業を含めて、仁川市で推進される高速道路建設事業は計7事業に増える。これらの事業の総延長は116.7㎞に達し、総事業費も7兆6740億ウォンに達する。

桂陽～江華高速道路は、桂陽区上野洞から江華郡江華邑まで続く事業（延長31.5㎞、4～6車線、事業費2兆5786億ウォン）で、現在妥当性評価用役が進行中であり、今年中に最適な路線を選定して竣工を目標に推進する計画である。

また、首都圏第2循環高速道路（仁川～安山）は、京畿道始興市、始華ナレICから仁川市中区南港まで断絶した区間を結ぶ事業（延長19.8㎞、4車線、事業費1兆6,889億ウォン）で、2029年に竣工される予定である。

嶺東線拡張（蘇莱IC建設）は、嶺東高速道路の月串から西昌まで延長6.9㎞、幅は既存の6車線から10車線に拡張し、清陵大路と嶺東線を結ぶ蘇莱ICを建設する事業（延長1.2㎞、1車線、事業費475億ウォン）で、2026年に竣工される予定である。

南洞IC改善事業は、今年1月から事前妥当性調査用役を施行中である。

西昌～金浦高速道路は、西昌JCTから金浦TGまで結ぶ事業（延長18.27㎞、4～6車線、事業費7176億ウォン）で、2023年に着工し、2028年に竣工される予定である。

仁川市は、現在推進している高速道路が全て完工すれば、仁川の交通容量は大きく拡大し、四方に広がる広域幹線道路網を備えることが期待される。