仁川全域連携、未来・グリーン産業、物流・観光など未来戦略樹立
仁川市は、ニュー香港シティプロジェクト推進を成功させて、先端革新都市・国際自由都市・成長拠点都市に跳躍するための本格的な出発を始動した。
民選 8 期の核心公約の一つである「ニュー香港シティプロジェクト」は、仁川が国際社会の変化に対して戦略的に対応しインフラ・潜在力を最大化することで、仁川を香港、シンガポールなどと肩を並べるグローバルハブ都市として育成しようとする総合戦略だ。
▲ 仁川広域市は 15 日、中区永宗ハヌル文化センター広場で「ニュー香港シティプロジェクトビジョン宣布式」を開き、国際都市への跳躍を宣布した。写真は出席者がビジョン宣布セレモニーをしている様子。
市は昨年 9 月、事業推進の方向を定めて具体的な戦略策定に突入し、 10 月には在韓米国商工会議所（ AMCHAM ）と相互協力するための了解覚書を締結した。
特に劉正福市長は、昨年シンガポール及びヨーロッパへの出張に続き、今年 3 月初めには香港を訪れて、現地の状況を直接確認し、これに基づいてニュー香港シティプロジェクトに対する構想を仕上げた。
市は、今回のビジョン宣布式を通じてこれまで構想してきたニュー香港シティの青写真と推進戦略をまとめ、市民と共有して事業を本格推進する計画だ。
ニュー香港シティプロジェクトの 3 大目標は、 ① 産業の発達で生活の質が向上する先端革新都市、 ② グローバル スタンダード と多様性を志向する国際自由都市、 ③ 世界と競争して大韓民国に寄与する成長拠点都市だ。この目標を実行するための 3 つのアジェンダとして、 ① グローバル戦略産業の育成、 ② グローバル都市空間の創出、 ③ グローバル推進基盤の構築を選定し、実行するための 12 大戦略課題も定めた。
最初のアジェンダであるグローバル戦略産業を育成するために、市は最適なビジネス環境を作り、世界の人々が投資しやすい都市にするという計画だ。半導体後工程・バイオ・モビリティ・航空整備 MRO ・創業（スタートアップ）など仁川の未来戦略産業インフラと競争力を全方位的に強化するという構想だ。また、海上風力・水素など再生エネルギー拡充などによる持続可能な RE100 特区建設、海洋・航空融合グローバル物流ハブ構築、仁川型特化金融育成、超一流観光・文化基盤拡充などを通じて最適な投資環境と競争力を備える計画だ。
2 番目のアジェンダであるグローバル都市空間創出のためには、グローバルネットワーク連結、国際機関・国際行事誘致、地方政府間の連帯・協力体系構築、海洋環境を活用したアイデンティティ高揚などを推進する計画だ。在外同胞庁を誘致して 1,000 万仁川市民時代を開き、現在ある 15 の国際機関のほか、新たな国際機関及び国際行事誘致にも取り組む予定だ。また、その他の地方政府との連帯と協力で国家発電戦略を主導し、江華・永宗・甕津など海洋地域に特化産業発電戦略などを設ける。
▲ ニュー香港シティプロジェクトは、松島、青羅、永宗などの経済自由区域をはじめ、江華郡と甕津郡、内港を拠点に仁川全域を連携し、先端未来産業、グリーン産業、物流・観光・金融など多様な分野の未来戦略を樹立する計画だ。また、隣接地域を越えて大韓民国全体の経済に新成長動力を設けることで、世界の超一流都市仁川を造成する基盤にするという構想だ。
3 番目のアジェンダであるグローバル推進基盤構築では、都市構造、定住条件、法・制度の革新を図る計画だ。ランドマーク建設とともに、未来交通手段の先制的推進などグローバルサークル交通網を構築し、都市構造を変えて、人工知能（ AI ）基盤の超スマート都市構築と言語・教育などグローバル定住条件も改善する。また、経済自由区域の拡大、行政体制の改編など、法と制度の部分的革新を推進する計画だ。特に投資誘致・行政支援・規制緩和などの内容を盛り込んだ「 ( 仮称 ) 仁川自由都市造成に関する特別法」制定も推進する。
このようなニュー香港シティプロジェクトは、松島、青羅、永宗など経済自由区域をはじめ、江華郡と甕津郡、 内港を拠点に仁川全域を連携し、先端未来産業、グリーン産業、物流・観光・金融など多様な分野の未来戦略を樹立する計画だ。また、隣接地域を越えて大韓民国全体の経済に新成長動力を設けることで、世界の超一流都市仁川を造成する基盤にするという構想だ。
市はニュー香港シティプロジェクト推進のために、 3 ～ 4 年以内の早期成果創出が可能な重点先導課題と中長期的に推進する未来開拓課題に分けてツートラック（ Two-Track ）で推進する一方、現況・環境調査・分析、基本構想及び部分別・地域別計画樹立、投資誘致計画などを盛り込んだマスタープラン用役の可視的成果を年内に導出する計画だ。また、諮問団と民官推進協議体を継続的に運営し、民間の専門的で革新的なアイデアを活用し、市民と現場の意見を積極的に収斂する予定だ。
仁川市は 15 日、永宗ハヌル文化センター広場で「ニュー香港シティプロジェクトビジョン宣布式」を開催した。この日のビジョン宣布式では、開会後、仁川の過去・現在・未来を描いたビデオ上映があった。続いて、劉正福市長がニュー香港シティビジョンを直接発表し、ビジョン宣布行事と記念撮影などが行われた。
