仁川宿願事業2026年開院目標、800病床規模
仁川の代表的宿願事業である松島セブランス病院が鍬入れをして、仁川南部圏域拠点病院建設に弾みが予想される。
特にバイオ分野の研究機能を備えた同病院が建設されると、松島バイオクラスター及び延世サイエンスパーク等との連携を通じた産・学・研・病の核心アンカーの役割もすることが期待され、仁川型ニューディールである「バイオニューディール政策」推進にも相乗効果が出る見通しだ。

▲松島セブランス病院(仮称)鳥瞰図。同病院は2026年に開院される予定。
松島セブランス病院は、松島国際都市延世大国際キャンパスにある8万5800㎡(2万6000坪)の敷地に地上14階、地下3階、800病床規模で建設され、2026年12月頃の開院を目指して進めている。
松島セブランス病院建設事業は、「仁川市・IFEZ・延世大学校・(株)松島国際化複合団地開発」国際キャンパス第2段階事業協約に基づいて、延世大と仁川市、仁川経済自由区域庁が共同推進している。延世大学校医療院は、昨年8月、サム総合建築を設計士に選定し、病院設計を進めている。
松島セブランス病院は、延世大学校医療院の国内最高水準の医療インフラを通して、専門的な特化診療サービスを提供する予定である。また、これと共に京仁地域及び西海岸拠点病院、バイオ融合・研究などの機能を備えた研究特性化病院として役割を遂行する。
海外の大学、研究所、製薬会社、バイオ企業との連携などを通じて、松島バイオクラスターの中核的機能遂行が期待される。現在、仁川松島には、セルトリオン及びサムスンバイオロジクスなど、バイオ分野企業と大学・研究機関、バイオ工程人材養成センターなど、バイオクラスターのインフラが構築されている。
今回、松島セブランス病院が本格的に運営された場合、仁川は、▲バイオ医薬品生産拠点、▲各種研究所、▲人材養成など、3拍子を均等に備えた名実共の世界的なバイオ革新クラスターとして生まれ変わることができる見通しだ。
朴南春仁川市長は祝辞で、「市長候補時代から、必ず松島セブランス病院を建設すると市民に約束してきたが、このように守ることができて、とても嬉しい」とし、「(松島セブランス病院は)バイオヘルスバレー構築のための産学協同の中心として、地域の中核総合医療施設として市民の喉の渇きを癒すオアシスの役割をするだろう」と述べた。