市民参加、公園造成、歴史記録化など推進

▲キャンプマーケットは、返還決定(2003年)以降も、環境汚染の浄化に対する韓米両国間の立場の違いで約16年間、遅延してきた。2019年12月、困難な中でキャンプマーケットを返還された仁川市は、様々な限定的な条件の中でも休む暇もなく走ってきた。写真は、富平キャンプマーケットASCOMシティ内の米軍工兵隊施設
仁川市は、富平米軍基地(キャンプマーケット)の返還から公園造成完了時点までの行動計画である「Welcome Toキャンプマーケット富平未来10年ロードマップ」を作成した。
キャンプマーケットは、返還決定(2003年)以降も、環境汚染の浄化に対する韓米両国間の立場の違いで約16年間、遅延してきた。2019年12月、困難な中でキャンプマーケットを返還された仁川市は、▲莫大な土地購入費(約5000億ウォン)、▲迅速な土壌汚染浄化着手(2019. 6.)、▲未返還区域境界フェンス及び臨時開放、▲市民の意見を知る、▲道路開設及び不法建築物整備など、所有権がないという限定的な条件の中でも休む暇もなく走ってきた。
ロードマップには、時期別(過去〜現在〜未来)戦略課題を確立し、▲米軍供与区域の解除及び返還、▲土壌汚染浄化と土地購入、▲市民コミュニケーション及び活用方案、▲(4段階)公園造成計画及び工事施行計画などがある。

▲ 仁川市は、富平米軍基地(キャンプマーケット)の返還から公園造成完了時点までの行動計画である「Welcome Toキャンプマーケット富平未来10年ロードマップ」を作成した。写真はロードマップの一部ある。
また、分野別計画として、▲市民公論化推進方案、▲参加ガバナンス構築方案、▲公園造成計画及び事業施行、▲都市計画変更、▲歴史記録化(アーカイブ)推進計画がある。
この中で、最も重点的に扱った内容は、市民公論化推進方策で、市民が直接参加することができる様々なプログラム(市民公募、市民参加団、世論調査、献寿運動など)を構想することで、これは現在進行中である。これは今年3月、市民請願当時、キャンプマーケット公園造成に直接参加するという市民の意見を市が反映したものである。
市は、市民公論化を始める前に、市民の意見を求める方法について政策研究を通じて公論化案を策定することにした。体系的に正確な市民の意見を聞くために、時間がかかっても、このような方法を選択した。

▲キャンプマーケットの位置図。ロードマップによると、2028年ごろには、米軍基地が完全な公園の姿に変化して、市民の生活の中に戻ることができると予想される。
今年末までに、在韓米軍基地(キャンプマーケット)の全区域返還が行われるが、今後、環境汚染調査と環境浄化作業などの課題が残っており、この期間の間、市民公論化を経て、公園造成案を策定する計画だ。
チョン・ドンソク仁川市都市計画局長は、「ロードマップの作成に直接参加して戦略目標を定め、具体的に推進する事項を羅列してみると、今後すべきことが、地図のように鮮明に見えるようになった。また重要な時期を逃さずに、市民とあらかじめ相談して、備えることができるようになった」と言いながら、「仁川市民の力でキャンプマーケット公園造成が完成することを希望する」と述べた。
市は返還直後、コロナの発生で多くの市民に直接会うことが難しかったが、集団免疫形成後には、本格的に市民公論化を続けていく方針だ。ロードマップによると、2028年ごろには、米軍基地が完全な公園の姿に変化して、市民の生活の中に戻ることができると予想される。