選別診療所での感染・露出低下、現場従業員の疲労も低減
仁川市が電子問診システムを導入して、新型コロナ選別診療所での感染露出の危険性を減らし、現場従業員の疲労を低減させることにした。
仁川市は現在、4ヵ郡・区保健所選別診療所で試験運営中のQRコード活用電子問診システムを、10ヵ郡・区全体に拡大運営する計画だと明らかにした。
これに先立ち、中区、延寿区、南洞区、甕津郡など4ヵ郡・区保健所に設置された選別診療所では、6月からQRコード活用電子問診システムを試験運用している。

▲ 仁川市は現在、4ヵ郡・区保健所選別診療所で試験運営中のQRコード活用電子問診システムを、10ヵ郡・区全体に拡大運営する計画だと明らかにした。写真は富平区保健所選別診療所の様子。
今回のQRコード活用電子問診システム拡大は、大学生がSNSを通して朴南春市長に提案し、朴市長がこれに呼応する形で実施されることになった。
この大学生は、現在の選別診療所の検査システムが待機→問診→採取→帰宅の順に進められているが、検査者が多いと待機時間が長くなり、待機者が密集して、この過程で新たな新型コロナ感染の危険性が大きくなる恐れがあると指摘していた。
問診票を手書きで作成する代わりに、QRコードを活用して電子問診に切り替えれば、待機時間が短縮して感染の危険性が低くなり、選別診療所勤務者の業務負担も減るだろうと提案した。

▲QRコードを活用した電子問診システムを導入すれば、手書き作成による現場勤務者の業務負担が軽減し、電話番号入力エラーなどの問題を最小限に抑えることができると期待される。また、検査待機者の密集による感染の危険性も減らすことができると予想される。写真は富平区選別診療所の様子
朴南春市長は、この大学生の提案が妥当であると判断、関係部署に拡大運営を検討することを指示し、関係部署では、4ヵ所の試験運用結果で効果があると判断し、これを選別診療所10ヵ所全体に拡大することにした。
QRコード活用電子問診システムは、検査者が現場でQRコードをスキャンして直接電子問診票を作成した後、受付所で作成内容と本人確認をした後、バーコードを出力して検体採取をする方式で進めれる。
このシステムを導入すれば、手書き作成による現場勤務者の業務負担が軽減し、電話番号入力エラーなどの問題を最小限に抑えることができると期待される。また、検査待機者の密集による感染の危険性も減らすことができると予想される。
仁川市は、現在、システムが構築されていない6ヵ郡・区保健所と協議して、今週中にQRコード活用電子問診システムを運営できるようにする予定である。
併せて、スマートフォンを使用していない検査者は、既存の方法で手書き作成できるように、現場支援していく予定である。