11月初、予妥通過期待、島住民「定住条件改善」を期待
白翎空港建設事業が今年11月初、企画財政部の予備妥当性調査対象事業審議を控える中、仁川市は審議通過に大きな期待を抱いている。
仁川市は「訪れる市長室」の一環として、10月29日に白翎面事務所で開かれた「朴南春市長と白翎島住民との対話」で、住民に白翎空港建設事業の推進現況を説明し、積極的な協力を要請したと明らかにした。

▲ 白翎空港建設事業が今年11月初、企画財政部の予備妥当性調査対象事業審議を控える中、仁川市は審議通過に大きな期待を抱いている。白翎空港位置図。
白翎空港は、西海最北端の島住民の定住条件改善と1日生活圏保障などのために、仁川市が推進している重点事業であり西海5島住民の宿願である。
白翎空港建設事業は、甕津郡白翎面ソルゲ地区一帯25万4000㎡に1740億ウォンの事業費を投入し、滑走路1200m(幅30m)、管制塔、旅客ターミナルを備えた50人乗りの民間小型空港を建設する事業である。
これまで、予備妥当性調査対象事業選定審議で2度挫折したが、国土交通部が遂行した「白翎空港建設事業事前妥当性検討」で費用便益(B/C)が2.19と高く出たため、今回は必ず通過すると期待している。
市はこれまで、「西海5島総合発展変更計画(2011~2025)」に白翎空港を最優先課題として要請する一方、関連中央部署と共助体系を構築して予備妥当性調査選定に総力を挙げている。

▲ 白翎空港建設事業は、甕津郡白翎面ソルゲ地区一帯25万4000㎡に1740億ウォンの事業費を投入し、滑走路1200m(幅30m)、管制塔、旅客ターミナルを備えた50人乗りの民間小型空港を建設する事業である。写真は白翎空港配置計画(案)
また、国土交通部「第6次空港開発中長期計画(2021~2025)」に白翎空港建設基本計画・妥当性調査及び建設工事などが反映され、法的施行根拠が設けられて、「西海5島支援特別法」に空港を公共施設の範囲に追加しようとする国会の法改正の努力も、審議通過に対する期待を一層高める要因となっている。
仁川市は、白翎空港が建設されると白翎島までの飛行時間が1時間ほどになり、現在、旅客船で4時間以上かかる移動時間が大幅に短縮されると予想している。これにより、白翎島はもちろん、大青島と小青島など西海最北端の3つの島との接近性も改善されて1日生活圏が可能となり、非常状況発生時の対応能力も向上し、地域住民の定住条件が画期的に改善されると見ている。
また2019年に指定された白翎・大青圏域国家地質公園と天恵の自然景観など、優れた観光資源を基盤に国内外の観光客誘致と投資誘致が可能となり、地域のバランス発展にも大きく貢献すると期待されている。

▲白翎空港周辺地域の開発構想(案)
市は、白翎空港建設事業が予備妥当性調査対象事業に選定されれば、関連する後続手続きを支障なく実施し、白翎空港が2027年に開港できるよう最善を尽くす計画である。
特に「白翎空港周辺地域発展戦略及び基本計画樹立用役」を実施して周辺地域開発の方向性を確立する一方、宿泊・観光・レジャー・医療など空港と連携して相乗効果を創出できる対応戦略を設ける計画である。