黔丹新都市内の公園に建築、新石器~朝鮮時代の家跡·遺物などを発掘
仁川黔丹新都市内に建設される予定の(仮称)黔丹新都市博物館が下半期、文化体育観光部公立博物館設立妥当性事前評価を通過した。
仁川市は文化体育観光部から今年8月の書面審査、9月3日の建設予定地現場での実査、10月29日の審査委員会への対面報告および質疑応答の3段階の審査過程を経た結果、黔丹新都市博物館の建設事業が「適合」という決定を受けた。
黔丹新都市博物館は25年の開館を目標に黔丹新都市内の近隣14号公園の敷地に建築延べ面積1万363㎡(地下1階、地上3階)、野外展示場約1500㎡で現在の市立博物館の2倍、黔丹先史博物館の5倍の規模で建設される予定で、韓国土地住宅公社と仁川都市公社が共同建設し、建設後には仁川市が無償で直接運営する計画だ。

▲黔丹新都市博物館は2025年開館を目標に、黔丹新都市内の近隣14号公園の敷地に総床面積1万363㎡(地下1階、地上3階)、屋外展示場約1500㎡で、現在の市立博物館の2倍、黔丹先史博物館の5倍の規模で建設される予定だ。 写真は黔丹新都市博物館の鳥瞰図。
これまでの黔丹新都市開発のための文化財発掘調査の結果、青銅器時代の大規模集落地域はもちろん新石器から朝鮮時代までの家跡と建物跡、墓や釜など史料的価値が高い多様な遺跡・遺物が確認された。
仁川市はこのような発掘文化財に対する体系的で安定的な保存・研究・展示拠点の必要性と黔丹新都市開発事業による大量の人口流入および文化需要に対応するため、新しい博物館の建立を推進した。
黔丹地域には既存の黔丹先史博物館(2008年開館、総床面積1970㎡)を運営しているが規模が小さく、博物館の機能と展示空間を拡大する必要性があると提起されてきた。これにより黔丹新都市博物館が建設されれば黔丹先史博物館は黔丹新都市博物館に統合・移転して運営する予定である。
公立博物館の設立妥当性事前評価で適合評価を受け、博物館建設事業の推進に弾みがついたことから、2022年上半期の国際設計公募を皮切りに2023年に着工し、2025年までに竣工・開館する計画である。