「陵海IC~鶴翼JC区間」市民健康・定住与件改善のため
仁川市が市民の健康と定住環境改善のために第二京仁高速道路の地下化を推進する。

▲ 仁川市が市民の健康と定住環境改善のために第二京仁高速道路の地下化を推進する。写真は龍峴・鶴翼都市開発事業区域。
仁川市は、現在開発中の「龍峴・鶴翼都市開発事業区域」の快適な住居環境造成のために、韓国道路公社に第二京仁高速道路(陵海IC~鶴翼JC区間)の地下化検討を要請した。
第二京仁高速道路(陵海IC~鶴翼JC区間)は、仁川港の物流を全国に輸送する関門で、1日平均5万7000台余り、年間約2100万台の車両が利用している。
1994年高速道路開通当時、陵海IC~鶴翼JC周辺地域は工場などが集中しており、大きく問題にならなかったが、その後、都市開発事業が行われて住宅施設が立ち並び、橋梁形式で設置された第二京仁高速道路は騒音と粉塵を発生させ、景観を害するなど住居環境を阻害する施設となった。

▲第二京仁高速道路の全景
現在、第二京仁高速道路(陵海IC~鶴翼JC区間)周辺は龍峴・鶴翼区都市開発事業が進行中で、昨年SKスカイビュー、鶴翼斗山ウィブ、ヒルステート鶴翼、エクスルタワーなど4ブロック事業が完了し、住民が入居している状態である。
また、第二京仁高速道路周辺の東洋製鉄化学移転敷地には、共同住宅建設のための敷地造成工事が2020年から進行中である。
高速道路にすぐ隣接する1ブロックの場合、2024年3月から入居が始まり、2025年まで高速道路の両側に隣接して約1万3000世帯が入居する。
これにより、仁川市は居住地としての適切な環境を備えることができるように、道路、鉄道、公園など基盤施設に対する整備方案を講じている。
今回の第二京仁高速道路地下化要請も、都市空間の断絶、騒音・粉塵の発生、景観毀損など定住環境を害する現在の高速道路形態を改善するためのものである。
▲龍峴・鶴翼都市開発事業区域の位置図
仁川大橋進入道路につながる鶴翼JC以後の区間は地下化が難しいとみられるが、都市開発事業区域通過区間である陵海ICから鶴翼JCまでは地下化をしても高速道路設計基準(終端勾配3%)に合わせることができるというのが仁川市の判断である。
第二京仁高速道路(陵海IC~鶴翼JC区間)は、1994年西海岸高速道路として開通して以降、2001年高速道路路線改編により第二京仁高速道路に編入されている。