-- ソウル市・空港公社などと協力し、アリーナ・空港ターミナル一帯の不当料金・客引き行為を集中的に取り締まる。
仁川広域市(市長ユ・ジョンボク)は、仁川、ソウル、京畿(高陽、金浦、金浦、富川、光明)地域のタクシー営業が可能な「仁川空港タクシー共同事業区域」内の一部タクシーの違法行為を根絶するため、今月から関係機関と協力して大々的な合同指導・取締りに乗り出したと明らかにした。
仁川市は、空港公社ターミナルで繰り返し発生する長期駐車および不法勧誘行為の問題を解決するため、去る4月から中区庁、仁川国際空港公社と協議体を構成し、解決策を協議してきた。これにより、5月から6月まで空港公社を通じて事前広報を行い、7月からは空港公社の取締員が摘発した違法行為に対して各所管区庁が迅速に行政処分を行う計画だ。
仁川空港タクシー共同事業区域には、空港ターミナル以外にも大規模な公演施設であるインスパイアアリーナ公演場が含まれている。最近、ここで有名K-POPグループの公演が開かれるたびに、公演終了後に集中的に集まる観客を対象にしたタクシーの不当料金の通報が相次いでいる。
インスパイア側は、公演規模に応じて空港第2ターミナルまで運行する無料シャトルバスを10~15台運行しているが、待ち時間が長いため、タクシーの利用需要は依然として高い。これを悪用した一部のタクシーの不当料金要求などの違法行為は、外国人観光客に仁川のネガティブなイメージを与える可能性があり、積極的な対応が必要な状況だ。
これに対し、仁川市は去る6月に現場点検を実施し、インスパイアの関係者と面談を行い、21日には中区庁と一緒に深夜の合同指導・取締りを行った。当時、アリーナ付近に待機しているタクシーの多くがソウルタクシーであることが確認されたため、市はソウル市に協力を要請し、7月5日にはソウル市庁、仁川中区庁、中部警察署と協力して40人余りが参加する大規模な合同取締りを行った。
今回の取り締まりは、アリーナの臨時タクシー乗り場と近隣の道路沿いを中心に、タクシーの不当な料金要求、乗客を選んで乗せる行為、自家用車を利用した違法タクシー営業行為などを集中的に監視し、戒導する方式で行われた。
また、仁川市はインスパイア側にタクシー乗車体系の改善とシャトルバスの拡充を提案し、関係者協議を通じて今月からタクシー待機駐車スペースの確保と無料シャトルバスの供給拡大、路線調整などを推進することにした。今後も観客のタクシー利用便宜増進のために持続的に協力していく計画だ。
キム・インス市交通局長は「今回の合同取り締まりは、仁川市とソウル市が共同で違法行為の根絶に向けた大規模な措置」とし、「今後も市民と観光客が安心してタクシーを利用できるよう、関係機関との協力を強化していきたい」と述べた。
