-2025年、気候・経済・文化・平和の全分野で国際イベントが相次いで成功裏に終了-

2025年、仁川が「世界が注目した都市」として台頭した。
気候変動対応、グローバル経済協力、文化交流、平和増進など多様な分野で重要な国際行事が相次いで開催され、仁川は大韓民国を超え、世界を代表するグローバル都市としての地位を確立した。
今年だけで18の国際行事が仁川で開催され、その現場ごとに都市の革新と協力、そして持続可能な未来ビジョンが共にした。
気候・環境分野:持続可能な都市へ向けた歩み
仁川は気候危機対応の国際舞台で中心的な役割を果たした。
「第12回国際気候金融・産業会議(9月30日・松島コンベンシア)」では、グリーン気候基金(GCF)と世界銀行、国連機関の代表らが参加し、「公正な移行と気候回復力の強化」をテーマに、カーボンニュートラル時代の産業的解決策を模索した。
また「第5回低炭素都市国際フォーラム(8月25日・バンコク国連会議センター)」、 「仁川国際環境技術コンフェックス(10月15-16日・松島コンベンシア)」、「国際環境プラスチック会議(9月17-18日・松島コンベンシア)」などを相次いで開催し、仁川はアジアを代表する環境協力都市として台頭した。
特に環境技術コンフェックスは「グローバルK-コンベンション育成事業」に選定され、今後6年間の国費支援を受けることになり、環境に優しい未来都市・仁川の地位を高めた。
経済・産業分野:世界経済と手を携えた都市
産業と経済分野においても仁川の国際競争力は輝いた。
9月23日から27日まで仁川グランドハイアットで開催された「2025アジア生命工学大会及び韓国生物工学会国際会議」には40余カ国3,000人の科学者が集まりバイオ経済の未来を議論し、「世界韓人経済人大会及びK-Business Expo Incheon(10月27~30日・松島コンベンシア) 」には74カ国1,500人の在外経済人が参加し、グローバルネットワークを強化した。
韓中経済協力のプラットフォームである「2025インチャイナフォーラム国際会議(9月2日・松島コンベンシア)」も、両国間の実質的な協力の場として評価された。
また、7月26日から8月15日まで開催された「APEC仁川会議(第3回ハイレベル官僚会議)」は、21の加盟経済圏から5,800人余りが参加し、AI・デジタル・食料安全保障など200余りの会議を行った超大型国際会議として、仁川の国際行事運営能力と都市インフラ競争力を世界に印象付けた。
平和・安全保障・建築分野:連帯と協力のメッセージ拡散
平和と回復力、そして都市文化分野では仁川の品格が顕れた。
「国際平和安全保障フォーラム仁川(9月15日・松島コンベンシア)」では、朝鮮戦争参戦国代表と青年世代が集まり「平和に向けた連帯宣言」を発表し、「国際災害回復力リーダーフォーラム(9月29-30日・ 松島コンベンシア)」では国連防災戦略事務局(UNDRR)など20カ国の専門家が都市のレジリエンス強化策を議論した。
一方、「第21回アジア建築家大会(9月11日・松島コンベンシア)」には、24カ国のアジア建築家協議会代表団をはじめ、ジャンボリー参加学生、国内建築家、建築関連専門家、学界関係者、市民など7,000人余りが参加し、持続可能な都市建築の未来を描いた。
また、国内唯一の治安・保安・安全産業展示会である「国際治安産業大展(10月22-23日・松島コンベンシア)」では、AI・ロボットなどの先端治安技術を紹介し、スマート安全都市・仁川のイメージを強化した。
文化・市民交流 — 世界と共にした祭典の場
文化と市民参加イベントも仁川を世界へ向けさせた。
仁川上陸作戦75周年を記念して開催された「仁川国際合唱大会(9月16~19日・アートセンター仁川)」には34の合唱団、 2,000余名が参加し、歴代最大規模の国際合唱祭として盛況のうちに幕を閉じた。また3月に開催した「仁川国際ハーフマラソン大会」には5カ国15,000人のランナーが参加し、都市と市民が一体となるグローバル市民祭として定着した。
世界が認めた都市 — 国連持続可能な開発都市賞受賞
このように多彩な国際行事を成功裏に開催した仁川は、国際社会からもその成果を認められた。
仁川は、昨年10月31日(現地時間)コロンビア・ボゴタで開催された国連世界都市の日記念式典において、国内初となる「2025国連グローバル持続可能な開発都市賞(Shanghai Award)」を受賞した。
国連ハビタット(UN-Habitat)と上海市が共同主管するこの賞は、経済・社会・環境的持続可能性、包摂政策、市民参加を総合評価する世界最高権威の都市賞であり、仁川はGCF誘致、2045カーボンニュートラルビジョン、市民参加型スマートシティ政策などが高く評価された。
2025年、仁川は単に多くの行事を開催した都市ではなく、世界各国の人材と思想が交流するグローバルプラットフォームとなった。気候と産業、平和と文化が共存する都市として「持続可能な発展」という時代的課題を現実へと移し替えている。
柳正福仁川市長は「今年は仁川が国際舞台の中心として確固たる地位を築いた年だった」とし、「世界が集まる都市から、今度は世界が認める都市へと飛躍する」と述べた。